むちうち症・交通事故のケガ

追突された衝撃により頚椎（首）胸椎（背部）腰椎に外力が加わり、その関節が持つ運動範囲以上の動きを強制されることで、筋肉や靭帯、関節包などを損傷した状態です。

強制の程度によりますが、重篤な場台は骨折や脱臼などを起こす場合もあります。

◯頚椎捻挫型

むちうち症全体の70〜80%を占めていると言われ、頚椎周辺の筋肉や靭帯、軟部組織の損傷で最も多<みられる。頚部（首）を動かした時の痛み、首や肩の動きが制限される。

後頭部や首・肩・背中の痛み、こり、頭痛やめまいなど

◯頚椎神経根型

頚椎の並びに歪みが出来ると、神経が圧迫されて症状がでます。頚部（首）を動かした時の痛み、首や肩の動きが制限される。

後頭部や首•肩•背中の痛み、こり、頭痛やめまいなど

◯バレリュー症候群

頚椎に沿って走っている椎骨動脈の血流が低下して症状が起こる。

頭痛、耳鳴り、難聴、目まい、吐き気、不眠、全身の倦怠感、食欲不振、集中力の低下などが起こると言われています。

◯頚髄症

頚椎の脊柱管を通る脊髄が傷ついたり、下肢に伸びている神経が損傷されて、下肢のしびれや知覚異常が起こります。

上肢のしびれ、歩行障害、膀胱障害、直腸障害など。

◯脳脊髄液減少症

一時的に髄液圧が急上昇しその圧が下方に伝わって腰椎の神経根にもっとも強い圧がかかり、クモ膜が裂けると考えられています。

初期には頭痛が特徴的で、天候（気圧の変化）に左右される。